さて、江戸料理のなかにもうひとつ目玉があります。
寒晒しそばです。冷たい水に約10日間新そばの実をつけて、寒風にさらす方法で作られたそばです。時期も数量も限定のそばです。
寒晒しをすることで、蕎麦の実に含まれている灰汁や雑味が取り除かれるそうです。
万願寺では滝壺にたくさんの蕎麦の実がつけてありました。
(みにくい写真で、申し訳ありません。)
いづるやさんのまえには、つけた後のそばの実がほされていました。
これが、寒晒しそばです。香が良く、甘さがあり、全く雑味がありません。本当にすばらしいおそばでした。この地方では。4人前を一つのざるに盛ってだされます。盆ざるそばというのだそうです。
最初に座付き椀として出された生姜切りそば切り これも美味でした。