食事を終えた一行は、次の行程へむかいます。
いくら 食文化の研究とは言え、食べてばかりいるわけではありません。ちゃんと文化と歴史を学びます。
むかった先は、木ノ本、高月です。北国街道に位置するこの街は、観音の里とも言われ地元の方々によって多くの観音様が保存されています。以前 訪ねたときとても感動し、ぜひ ご紹介したいと思いました。
最初にたずねたのは、木ノ本地蔵院です。ご本尊のお地蔵様は秘仏の為、見ることが出来ません。眼の仏様、延命息災の仏様として地元の信仰を集めているそうです。
また 境内には片目をつぶった蛙が住んでいるそうです。
お寺の説明は次のようにありました。
当院にすむ蛙は、お地蔵様をお参りに来る多くの眼を患った人々の苦しみに心痛み、「すべての人々の大切な眼が、お地蔵様のご加護をいただけますように」、また、「すべての人々が健康な生活を営むことができますように」と祈願し、片方の目をつむる事で自ら身代わりの願を掛け、今でもお地蔵様に仕え暮らしていると言われています。
片目をつぶった蛙なんて可愛いですね。