歌舞伎座の緞帳 その2 朝明けの潮

2日目のご紹介です。どこかで見たことがると思ったら、東山魁夷の作品でした。あの絵をどうやって緞帳にしたのでしょうか?

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■作品紹介
昭和43(1968)年、皇居新宮殿長和殿に謹上された壁画「朝明けの潮」は、宮内庁の依頼を受諾した東山魁夷が日本各地の海岸に赴いて波と岩の写生に励み、3年余りの歳月をかけて完成をみました。
日本古来の様式美にも倣ったとされる波と岩の表現から、美しくも厳しい海の情景には装飾性との調和が示されています。
太古からの悠久なる波のうねりとその轟きを、「日本の象徴」として、精神性にも優れた荘厳な画面へと昇華させた画家畢生の大作です。