米久

初詣を終えると昼食です。
毎年 浅草らしいもの、下町らしいものを一生懸命さがします。
4日は営業していない所も多く、店選びは難しいです。


今年 選んだのは牛鍋の『米久』です。ひさご通りにある130年の歴史を持つお店です。
玄関の引き戸をあけると右手が帳場、くつをぬいであがります。
それと同時に大きな太鼓がたたかれます。
案内されて2階へ。窓の外には赤い欄干があります。130年前から時が止まったかのようです。

メニューは牛鍋のみ。牛鍋とすき焼きの違いについて論じていると牛鍋が運ばれてきました。


牛肉はさしの入った上質なものです。その他は豆腐、ねぎ、春菊、しらたきだけのシンプルなものです。
小さな急須のようなもに割り下がはいっています。
味付けは関東風のしっかりした味で、ビールにぴったりです。

最後にお店の方に牛鍋とすき焼きの違い聞いてみました。まったく同じもので、最初は牛鍋と呼ばれて
いたそうです。あまり おいしいのですき焼きと呼ばれたとか・・・・・。

今から130年前、浅草で遊んで牛鍋を食べる人・・・・。どんな人たちだったのでしょう。