薬研彫不動尊


昨日は、東日本橋で仕事があり、出かけました。
時間には正確なほうなので、いつも余裕をもって出かけます。
この日も10分前に着くように見積もって出かけたのですが
乗り継ぎがよく、20分ほど前に目的地に着きました。

改札を出て、左側は横山町の問屋街、そして反対側には
薬研掘不動尊の赤いのぼりがはためいています。
時間まで問屋街をみるのもいいけれど、家の七味唐辛子もきれたので
買いにいこうと赤いのぼりのほうへ歩きだしました。

どこで七味唐辛子を売っているのだろうと思い、ふとみあげると
そこに薬研掘不動尊がありました。
川崎大師東京別院とあったので、勝手に広い境内を持っていると思っていました。
かなり びっくりでした。

このあたりは、かつて堀があり隅田川から物資を荷揚げする場所だったそうです。
確かにその先には隅田川が流れています。
この不動尊の歴史は古く、豊臣の時代にまでさかのぼります。
目白、目黒とともに江戸の三大不動に数えられているとか。

また、ここが七味唐辛子の発祥の地。
ですから七味唐辛子の別称を薬研掘りというのだそうです。
今は浅草に移ってしまって、お店はないとわかりました。

七味唐辛子を買えないのは、ちょっと残念でしたが、江戸の歴史にふれた気がしました。