鄭成功記念公園

台南ではほとんど時間がなく帰国日、どうしても見ておきたくて、駅に行く途中で立ち寄ってもらったのが、鄭成功記念公園です。多くの小説にもなっていますので、お読みになった方も多いとおもいます。私もそのスケールの大きさに驚いたものでした。

説明は次のようにありました。1661年は台湾史において重要な年で、鄭成功が台湾に上陸し、この地を支配し始めました。当時、鄭成功は鹿耳門から台湾に上陸したと伝えられています。鄭成功の第一歩となったこの場所に、鄭成功の功績を記念して、正統鹿耳門聖母廟が土地を寄付し、鄭成功記念公園が建てられました。公園の入り口に立つと迫力ある紅い牌楼や、威厳あふれる鄭成功の銅像、高くそびえる鹿耳門上陸記念碑が見えます。ここは、台湾開発の始まりの地と言えるでしょう。

台湾で初めての城となる「熱蘭遮城(ゼーランディア城)」が1624年、オランダ人の手によって建設されました。それがいまある安平古堡です。ここはかつてオランダ人による統治の中枢とされ、対外貿易の中心地でもありました。もともと安平古堡は正方形をした内城と長方形の外城から構築されていました。しかし、1661年、鄭成功がオランダ人の手中から台湾を奪回し、故郷を記念してこの地を安平と改名しました。「王城」または「台湾城」と呼ばれていたことから、俗称、安平古堡ともいわれます。