バスで太平山へ登っている途中の茶店に、団子、卵焼き、焼き鳥というのぼりがはためいています。どの店ものぼりをたてていないだけで、どうもこの3つをメインとして商売をしているようです。
焼き鳥と卵焼きはそばやで出てくる酒の肴のようで納得がいくのですが、そこに団子となるとちょっとおさまりが悪いなぁと思いながら、ボランティアガイドさんの話をきいておりました。
この3つは、太平山の名物でつぎのようないわれがあるそうです。
次は、茶店もみじ庵というところのホームページに書かれていたものです。
太平山の名物とされているのが、玉子焼きと焼き鳥、だんごです。
「鶏鳴(けいめい)」の言葉に明け方の意味があるように、鶏は暁を告げて鳴くと云われますが、朝と夜を間違えて夜鳴きする鶏は、「火事や災難など不吉な知らせを招く」と忌み嫌われました。そして、これら夜鳴きする鶏は太平山神社に奉納され、神社にお供えされた御洗米「おさご」を食べて繁殖、その鶏を用いて参拝客をもてなした料理が玉子焼きと焼き鳥なのだそうです。また、だんごは奉納米の一部を使い、同じく参拝客に振舞われたとされ、後に『太平だんご』となりました。
だとさ。