さて 先日雅叙園へ行く行人坂の話を書きましたが、雅叙園の手前でまたもや
こんなものを見つけてしまいました。(なかなか 雅叙園につきません)
お七の井戸と書かれています。
お七といえば、八百屋お七と決まっていますよね。
ここは目黒、江戸のはずれです。もっと街中の人と思っていたのですが・・・・・。
みなさん 八百屋お七の話はご存知でしょうか。
江戸時代に話です。
火事にあい、避難した寺で一人の男性に出逢い一目ぼれ。
家に帰ってもその男性が忘れられず、火事になればその男性に会えると思い
火をつけた・・・・という話です。その後 放火の罪で捉えられ、火あぶりの刑に。
若干16歳。その後 井原西鶴がこの物語として取り上げ、芝居にもなっています。
子供の頃見た確かに日舞だったと思いますが、狂ったようになったお七が火をつける場面とその美しい着物姿をはっきりと覚えています。
話がながくなりました。
そのひと目ぼれした男性、 小姓吉三がその後、僧侶なり入った寺 明王院がこのあたりにあったそうです。彼がお七を弔いながら水供養をした井戸だそうです。
東京を歩いていると、ときたま 江戸を思わせることにであいます。
まだまだ 私の寄り道はつづくようです。