石道寺(しゃくどうじ)

石道寺と書いて、しゃくどうじと読みます。
小さなお寺ですが、ご本尊の十一面観音像は国の重要文化財に指定されています。

全員が靴をぬいで、本堂にあがります。全員そろったところで、扉をあけて拝観させていただきます。はっと息をのむ瞬間です。
穏やかなお顔の漢音様で、唇にうすく紅がのこっています。平安末期の作だそうですが、当時はどんなに美しかったことでしょう。

井上靖の『星と祭』にでてくる子授けの漢音様だそうです。


お寺の前のもみじは、まだ青々としていました。