さざれ石

先日行った埼玉県小川町の料理旅館『二葉』には、立派な日本庭園があります。ご当主曰く、天然記念物級の石がたくさん置かれているそうです。その中でも心に残ったのがさざれ石です。ネットで調べてみると次のような説明がありました。一瞬 みたところでは、セメントの中に混じった石・・のようでしたが、、神聖なものなのですね。

字では「細石」と書きます。
本来は字のとおり小さな石のことを意味しますが、神社や国歌で歌われているさざれ石はこれとは少し異なります。小さい石と石の間に炭酸カルシウムや水酸化鉄といった成分が入り込み、石同士がつながって長い年月をかけて大きな岩になった石灰質角礫岩のことです。つまり国歌の歌詞にある「巌となりて」は、小石が結びつき合ってこの大きな岩になることを指すのです。さざれ石はこのように、長い年月で大きさを変える、つまり成長するために神霊が宿る石として信仰されてきました。

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