共立講堂

ひざびさに共立講堂の前をとおりました。
高校から大学にかけてでしょうか、よくコンサートを聴きにいきました。よしだたくろう、かぐや姫、変身する前の忌野清志郎のたRCサクセションなどなど。懐かしいじだいです。

この機に共立講堂を調べてみました。由緒ただしい大講堂でした。

昭和13年(1938年)3月20日落成。構造設計は、東京タワーの設計者としても知られる内藤多仲博士、また意匠設計は前田健二郎氏。外観は縦型の付け柱によるゴシック調にデザインされ、また屋根の形状は切妻型で、当時としては大変モダンな意匠となっています。当時、規模・設備においても日比谷公会堂と並ぶ大講堂で、他に比類する講堂はありませんでした。外部使用を認めたことから、「日本の文化の殿堂」としての役割を果たすようになりました。戦後はこのような大講堂が都内にも少なく、音楽関係の公演のメッカとして知れわたりました。ここを足場として巣立っていった演奏家たちも少なくありません。ラジオ・テレビのスイッチを入れれば必ず共立講堂からの中継が流れ、共立講堂の名は全国に知れ渡りました。