招福楼

また 今日から近江路の旅にもどります。
前回にも書いたように、旅の目的は琵琶湖周辺の食文化をたずねることです。
一番の目的が、『招福楼』です。

場所は、東近江、八日市にあります。
りっぱな門構えと手入れの行届いた庭、しっかりと打ち水がしてあります。

西日本、いや日本を代表するくらいの料亭です。今 日本料理で活躍している方の多くがこの招福楼で修行している方が多いのもうなずけます。

 料亭はお客様あってのこと、料理もさることながらこれだけの名店を支えつづける近江商人の力に感心しました。

 中国に揚州という街があります。ここには塩を扱う揚州商人という人たちがいて、絶大な財力をもっていました。その人たちがいたからこそ、揚州料理が生まれたということを思い出しました。


禅寺を思わせるお庭


床の間には、『菊光』のお軸


先付け

椀物 はもと松茸


焼き物 カマスとみょうが(中にはきみ寿司)

近江牛 上には自家製のしばづけ。食感がことなるのでなすだけで作ってあります。