瞿塘峡(くとうきょう)

白帝城を過ぎるといよいよ三峡です。このコースのメインイベントです。

ご存知の方も多いかと思いますが、三峡とは中国の長江にある3つの渓谷をいいます。白帝城から宜昌まで、193キロの間に瞿塘峡・坐峡・西陵峡と3つの渓谷があります。

最初は、瞿塘峡です。三峡の中では一番短く 8キロほどです。長江の中では一番 川幅が狭く難所といわれたところです。風景の雄大さは三峡の中で一番といわれています。

三峡ダムの建設で、水位があがり風景も変わったように思います。それを中国の方に言ったら、一番変わったのは川の流れの速さですといわれました。確かにゆっくりと流れているような気がしました。

朝に辞す白帝彩雲の間

千里の江陵

一日にして還る

両岸の猿声

啼いて往まざるに

軽舟已に過ぐ万重の山     李白

三峡に漢詩はかかせません。