先日 マンダリンホテルへ行く用事があり、地下鉄の三越前のコンコースを急いで歩いておりました。
チラッと熈という文字が目に入りました。熈という文字は、盛んなとか輝くという意味ですが、日本ではあまり使われることがないように思います。清の時代の皇帝、康熙帝の熙だなぁと思いながら文字の方へ歩いていきました。
そこには「熈代勝覧」絵巻とかかれていました。
説明によると文化2年(1805年)頃の日本橋から今川橋までの大通り(現在の中央通り)を東側から俯瞰し、江戸時代の町人文化を克明に描いた貴重な絵巻物(作者不明)で、原画はベルリン国立アジア美術館に所蔵とあります。
細かく書かれ、当時の町の様子がよくわかります。
中国には、宋の時代の都 べん京の町の賑わいを描いた清明上河図というものがあります。
台湾の故宮博物院に収蔵されています。この模造品を買ってきて、見始めたらあまりにもおもしろくて 半日かけてみたことが
あります。
この熈代勝覧もゆっくり見てみたいと思いました。